ラジウム温泉とは放射能泉のことで、
わが国には約500のラジウム温泉があります。

この内、有名なのものは、島根県の池田鉱泉、岐阜県の恵那鉱泉、鳥取県の三朝温泉、兵庫県の有馬温泉、島根県の玉造温泉、山梨県の増富温泉など。
世界ではイタリアのイスキア、ドイツのバーデン、オーストリアのバドガシュタイン、アメリカのボルダーなど。

いずれも病気治癒を目的に多くの人々が訪れます。



"掛け流し"とは、温泉の給湯・排水方法の一つで、
源泉から自然に湧出または機械的に汲み上げた温泉を浴槽に供給し、
浴槽から溢れた湯を循環させず排出する事です。

自然界にあるウランが放射線を放出し、他の元素に繰り返し姿を変える(放射性崩壊)過程でラジウムができます。そのラジウムがさらに放射性崩壊してできるのがラドンです。自然放射能であるラドンは、わたしたちが生活している環境にごく普通に存在しています。ラドンは気体ですが、水に溶ける特性をもっているので、大地の隙間やひび割れから大気中にでてきたり、地下水や温泉水の中に比較的多く含まれています。

ラジウム温泉の治癒効果のメカニズムは、まだ完全には解明されていません。
しかしその手がかりとなったのは、米国ミズーリ大学のトーマス博士が1982年に発表した「小量の放射線は、免疫機能を向上、身体活動を活性化し、病気治癒や抵抗力、老化防止や若々しい身体を保つ効果がある」という論文です。これは放射線は有害であるというそれまでの社会通念と異なる画期的ものでした。これを機に世界中で研究や調査が始まりました。

今までの研究や実験により、小量の放射線は様々な効果がある事が確認されています。ラドンが含まれたラジウム温泉に浸かり、また気体として放出されるラドンを吸入する事で、私たち人間が本来持っている自然治癒能力が様々な形で高まっていくのです。
岡山大学教授らの実験によれば、健康を維持・持続するために大切なホルモンが増加する事がわかりました。鳥取県の三朝温泉に近い池田鉱泉水で、ウサギにラドンを吸入させた結果、インシュリン(糖分代謝)、メチオニンエンケファリン(鎮痛効果)、ベータエンドルフィン(爽快感)、アドレナリン(積極行動)などの脳内ホルモンの分泌の増加が確認されたのです。

「たたらぎの郷」温泉概要
【浴用の適応症】
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進・痛風・動脈硬化症・高血圧症・慢性胆嚢炎・胆石症・慢性皮膚病・慢性婦人病・きりきず・やけど・虚弱児童

【飲用の適応症】
痛風・慢性消化器病・慢性胆嚢炎・胆石症・神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性便秘
●源泉所在地/兵庫県朝来市納座字梅ノ木田674-3
●温泉分析申請者/(株)ナカモト 兵庫県姫路市飾磨区下野田2-424-1
●泉質/含弱放射能-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性・温泉)
●泉温/38.2℃●湧出量/毎分154リットル●ラドン含有量/155Bq/kg(11.5マッヘ)●分析番号/健環第5504号
〔平成17年5月31日・兵庫県立健康環境科学研究センター〕